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ランナーは、「みんなケガ持ち(笑)」というくらいに多くの人が悩んでいる。 ある人曰く「ランニングとは硬いアスファルトを長時間蹴り続ける格闘技」だそうな。 「やばいな」と思ったら休むのが一番。 そして、治ったと思っても急がず徐々に距離を伸ばしていく、徐々にスピードを上げていく、といったことが重要。 これが守れないとすぐに再発するケースが多い。 「休んだ分を取り戻そう」とすぐにがんばってしまうのは、もってのほか。 ◇体験談 1.足底筋膜炎(足の裏痛) 私の場合は、まず足の裏を痛めた。 96年9月、やっと月に100km以上走るようになったころであった。 いわゆる「足底筋膜炎」というやつで、しばらく走るのを休んだら自然と直っていった。 やはり休むに勝るものはないと痛感した。 その後、何回か足の裏に違和感を覚えたが、その直後休むことにより大事に至っていない。 文献等で調べてみると、ここが弱い人は足の指でタオルを掴んだりするトレーニングをするといいらしい。 でも私はやったことはない。 2.腸頚靭帯炎(膝痛) 次は急に膝が痛み出した。これは少し休んだくらいではどうにもならなかった。 普段の生活で痛みがなくなりそれでちょっと走り出すと、すぐに痛みが出る。それを2ヶ月繰り返した。 そうこうしているうちに3回目のフルマラソンとなった。 このとき痛み自体はそれほどなかったが、これまでの例からみても走れば痛みがでることは予想されていた。 そのため不参加を決めていたのだが、折角だから参加賞だけでももらいに会場までいくことにした。 しかしこれがまずかった。会場に行けばやっぱり走りたくなる。 その雰囲気に負けて走ることにしてしまった。 「痛くなったらそこでやめればいいから」と自分に言い訳して。 レース開始、ゆっくりと走りだした。 制限時間の5時間をフルに使ってもいいと考え、キロ7分くらいと本当にゆっくり走った。 最初は順調だった。「これなら痛みなくゴールできるのでは」と期待したが、世の中そんなに甘いものではなかった。 20kmくらいよりやはり膝が痛み出した。しかしまだ走れないほどではない。 最初の「痛み出したらやめよう」なんてことはもうすっかりどこかにいっていた。 30km痛みが激しくなってきた。ついに走るのを諦め、歩き出した。しかし棄権しようとは思わなかった。 その後、歩き走りを繰り返して、4時間50分くらいでゴールした。 このときはとりあえず完走したことに満足したが、あとから後悔することとなった。 それからしばらくしても痛みはとれず、いろんな病院のお世話になった。 大学病院まで行ったが、決定的な治療法はなく、やはり膝を休めるということであった。 数ヶ月も休めば確かに痛みはほとんどなくなる。 しかしレースやら走り込みなどで無理をすると再発をするの繰り返しとなった。 その後、5〜6年間は毎年のように膝痛に悩まされることとなった。 つまり私のランニング人生のうち半分は故障との戦いで、つまり半分くらいは休養していたことになる。 現在でもたまに痛みが出るときがあり、完全に直ったというわけではない。 しかしこれまでの経験で、悪化させない、早く治す、といったことはできるようになった。 今年(2004年)も野辺山ウルトラの馬越峠の下りで傷め、今も違和感がある状態で注意を払いながらの練習となっている。 3.ハムストリング筋損傷(ももの裏痛) 走行距離が増え、スピードもついてきた2000年に発症。 10kmレースの途中よりももの裏あたりに痛みを感じるがそのまま走りきった。 レース終了後3日ぐらいは痛みがとれないため、アイシングや自己マッサージなどを試みた。 結果、痛みはとれたが違和感は残ったまま、その後フルを走ったらやはり痛みが再発。 今度は1週間くらい休むことで徐々におさまっていった。 その後も何回か違和感が出るが、その度ごとに練習量を減らしたり休むようにしている。 私の場合、レース等でいつもよりスピードを上げると痛めるようである。つまりこの筋肉が弱いのが原因のようなので鍛えればいいのだけど。「のど元すぎれば・・・」というやつで何もしていなかったりする。 このような故障は練習量を増やしたり、負荷を大きくすることによって、可能性は高くなっていく。 つまりレベルの向上を目指せば目指すほど危険性は高くなる。 よって自分の体をよく知って、それらに対応していくしかないのである。 ◇参考までに私の対応 1.長期休養…とにかく休む。ときには1シーズンくらい休むくらいの気構えも必要。 2.治療…信頼のおける医者や灸師・マッサージ師を見つけて治療を受ける。 ただし保険がきかないときもあり、金銭的に厳しいこともある。 3.リハビリ…休養中は漠然と休むのではなく、故障と関係のない筋肉は鍛えるようなトレーニングを行う。 足の場合は、腹筋や背筋や腕・首など。プールでの水中歩行も効果あり。 4.ゆっくり…痛みがなくなったは言え、急に長く走ったり、速く走ったりは厳禁。 休養の後はウオーキングからでも十分。 5.筋トレ…故障が直ったら故障箇所付近の筋肉を鍛える。 弱いところが負荷に耐え切れず障害を起こすため。 6.フォーム矯正…故障の原因が不自然なフォームによることもある。 誰かにフォームを見てもらうか、トレーニングセンター等大きな鏡のあるところを利用し自分でチェックする。 靴のソールの減り方でもある程度判断はできる。 7.気をつける…同じところに再発することも多い。わずかな違和感も逃さない。 ちょっとでもおかしいと思ったら原因を探して対処する。 8.前後運動…走る前に必ず準備体操を念入りに行う(特に冬場) また練習後には整理体操(クールダウン)を行う。 と、偉そうに書いているが、実はすべて守っている訳ではなかったりする・・・ |