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●サブスリーの道

サブスリー、フルマラソン42.195kmを3時間以内で走ることである。
サブスリーそれは市民ランナーの憧れであり、上を目指すものにとっては目標でもある。
ある調査によれば、日本全国のランナーに占めるサブスリーの割合は3%程度とか。
いわば市民ランナーのエリート的な存在であるが、努力さえすれば誰でも可能なことでもある。
それを身をもって証明できたことが、私のランニングにおいて自慢できることである。


◇サブスリーを目指すには
・ある程度のスピード(10km39分くらい)をつける
・その後とにかくいっぱい走る
この2つができれば、誰にも可能性はある。
私の場合は、スピードをつけてから距離を積むという練習をしたが、その反対でも問題ないと思う。
ただ、スピードは年をとるにつれて落ちてくる、あるいは伸びない傾向が強いので、初期はこちらから取り組んだ方が結果的によかったと思っている。

◇体験談
フルマラソンが走れたとき、まさか自分がサブスリーを達成できるとは夢にも思わなかった。
なぜ思わなかったのか、理由は簡単である。
4時間近くのタイムから考えると1/4近くも早く走らなければならない。このタイムですらフラフラだというのにどうしてそんなにタイムを縮めることができようか?と思うからである。
まず、この縮めるという発想では気持ち的に難しい。それは今より遥に辛い思いをしなければならないと思うからである。

ではどう考えればいいのだろうか。
それは「これだけのペースで走ればいい」と思うことである。
つまりキロ4分15秒のペースで走ればいいのである。ある程度走力がついてくると、短距離であればこの値というのはそんなに不可能な数字でもない。
あとはそのペースを3時間持続できる体力をつければいいのである。
「おぉ、そうやん」と単純な私は、自己暗示にかかった。

次にどうやってその体力をつけるかを考えた。
体力のない理由は、なんと言ってもそれだけの長い距離を走っていないからである、根本的に体ができていないのではないかと考えた。
であれば距離を積むことがとにかく必要と考え、とにかく長い距離を走ろうとした。
この走りこみはあくまでも距離を伸ばすことであるから、スピードは全く意識しなかった。
自分が気持ちよく走れるペースで全く問題はない。私の場合だと、常にキロ6分程度だった。
ちょうどこのころ福岡大学の田中教授が、ニコニコペースでの走りだけで2時間40分台で走ったという記事を読み、この方法で間違いないと思い込んでいた。
しかし多くの人は、残業・家事・育児などいろいろな制限があり練習時間を十分に持っている人は少ない。
事実、しばらくは頑張って走っているつもりでもせいぜい月に300km程度であった。
根拠はないが、これでは全然足りないという意識があり、とりあえず400kmを目指そうとした。

月400kmということは、単純に考えて週100kmということである。
週末の2日で半分の50kmを走ったとしても、平日に50km必要ということになる。しかもこれだけの距離を走るということは、休養も練習の1つとなる。
つまり平日の1日は休養日とするため、平日4日で50kmつまり1日平均12.5kmということになる。もちろん仕事等によっては走れないときもあるので、走れるときに貯金しておくしかないため、やはり平日でも20km近く走る必要が出てきてしまう。
平日に20kmというのは大変である。
これもあれこれ考えた結果、細切れでちょっとづづ走り、1日のトータルで達成しようとした。
私の場合は、通勤ランと昼休みラン、さらには仕事の合間ランなどでとにかく距離を伸ばした。
通勤ランだけでは、私の場合往復で10kmもなかった。かといって、朝早くから深夜まで働く状況で仕事前や仕事後に働く力はなかった。
また睡眠時間を少しでも長くするというのも重要な要素でもある。
となると仕事中となるが、私の場合は仕事で外に出ることも多かったため、冬はよくランニングシューズを持って出かけ、公共交通機関のときはなるべく街中を走り、車のときは20分30分の時間を作って走れそうなところを走った。
社内にいるときは、昼休みを利用して30分ほど走った。
こうしたすこしづづの積み重ねにて、月に400kmを達成させていた。
ただ、これだけ走れるのは年1〜2回だけだが、、

この走れる体作りには、体重管理も含まれている。
これもよく言われることだが、同じ体力であれば体重が軽いほうが有利に決まっている。1kg減量するとフルマラソンで3分は早くなるとも言われている。
無駄な贅肉はとことん落とす必要がある。
それもこのゆっくりしたペースで距離を踏むということで、同時に達成できるのである。
サブスリーを達成したときの私の体重は53kg(身長169cmで)だった。
これは最初のレースの頃より9kgも、走り出す前からすると14kgも減量したことになる。
もっともこれはあくまでもサブスリーを目指すレースのための体作りの結果であり、普段は56〜58kgである。
つまり逆にいうと、常に目標レース前には自分のベスト体重まで減量をしなければならないのである。

次はスピードをつける方法である。
そのスピードの定義であるが、よくサブスリーには5kmを18分台とか10kmを37分台とかという言葉を聞く。
ある意味それは正しいのも事実だが、この短い距離でのスピードと長い距離でのスピードの相関関係は個人差も大きいのであくまでも参考程度だが。
私自身はこのスピードについては、10kmを39分くらいは必要かと思っている。
スピードをつけるには、インターバルとかで短い距離を早く走るという練習がよく紹介されるが、私には無理だった。
そんな環境もないし、だいたいそんな辛い練習はしたくない。
そもそもタイムだけのために走っているわけでなく、一番の根底には走っていることが楽しいからである。
楽しくないようなことはやる気がまったくなかった。

ではどうやってスピードをつけるだが、私は短いレースに参加することで解決した。
レースでは意識がなくとも周りにつられてスピードが出てしまう。つまりスピード練習にはもってこいなのだ。
たとえ走っているときは辛くとも、レースということでタイムも順位も出る。よければ励みになるし、悪くても明日への活力となる。
充実した気持ちで自然とスピードを養成することができるのである。
私は10kmレースに毎年いくつか参加することで、着実にレベルを上げることに成功した。

これら結果としてサブスリーとなった。
走り出して8年後、サブリー目指した3年後だった。

これまでの走行距離

1993年(5月より) 約300km
1994年 約800km
1995年 約1500km
1996年 約1300km
1997年 約1800km
1998年 約1500km
1999年 約1800km
2000年 約3150km
2001年 約2950km
2002年 約2450km
2003年 約2850km


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